Login

退屈な問題と興味を引く問題

Forefrontview Taem

September 7th, 2022
top image

なんとなく見てしまうサイトってありますよね。気軽にサービスを利用してもらうには、難しいことを考えずに「面白いものないかな」と暇つぶしで見たくなるコンテンツも必要と考えています。

Forefrontviewから似ているけど興味のひき方が違う問題を引っ張ってきました。

明らかな問題と気づかされた問題

これは明らかな問題

「光学誘導方式で無人搬送車を誘導走行する場合はガイドとなる誘導ラインを読み取ることができずに無人搬送車が停止して、稼働率及び作業効率が低下するという問題がある。この点、上記特許文献1においては、異物の影響で光学的マークの読取りができない場合の対応について何ら開示されておらず、異物の存在により無人搬送車の稼働率が低下する虞があるという問題があった。

(ちなみにこの記事を書いている時点で、上のリンク先には問題と背景がそれぞれ分かれておらず意図した動作ではないのですが、これからちょっとずつ良くしていきます)

個人的な背景として、工場で使用される機器の製造に携わっていたため、ライントレースロボットの動作の問題や自己位置推定に関してある程度認識しているため、この問題はすっと頭に入ってきます。

気づかされるされるような問題

ヒータ線と温度検知線との間には、通常、大きな電位差があり、ヒータ線と温度検知線とが一瞬で接触すると、放電が発生する。また、ヒータ線と温度検知線とが完全には接触せず、接触の程度が微妙である場合には、ヒータ線と温度検知線とが異極状態のままとなり、放電やトラッキングが発生しやすくなる。更に、可溶体を構成する樹脂が劣化し、溶融しにくくなっている場合には、ヒータ線と温度検知線との接触の程度が微妙となることも多くなり、トラッキングなどは発生しやすくなる。更に、可溶体を構成する樹脂が劣化し (こっちも文章がおかしくなってしまっていますね)

前に取り上げた問題と難易度的には同じようなものかと思っています。背景を見ると電気カーペットの製造に関しての問題で、電熱線と温度計があることは多くの人が知っていることで、どちらの問題もメーカにとっては当たり前のことを書いています。

2つの問題の印象

2つの問題は、電気カーペットの方が面白く感じます。

これは感覚的な印象です。ユーザの経験などによって、両方とも当たり前にも、逆にも感じるかと思います。 誘導ラインに関する問題は抵抗なく読める文章である一方で、自分の中に入ってくる新しい情報がないため、かなり退屈な文章です。本だったら読み飛ばしています。

電気カーペットの問題は、放電しやすい環境があること、半端に接触すると検知が難しいこと、間の絶縁体が劣化して計測制度が下がることが示されているようです。 ロボットの激しく動く駆動部と精密な計測部にも同様の類似性を見出すことができるのも面白い点です。

この印象をうまく言語化できない

面白いからなんだと思う方もいるかと思いますが、それだけでコンテンツとして成立しています。

今回のような知的好奇心をくすぐるようなものをユーザに提供する機能は、膨大な量のデータから自分の興味を持つ記事を提示する仕組みと言い換えることができ、ニュースフィルタなどと呼ばれています。Feedly LEOやGoogleアラートなどのサービスがあります。 ターゲット広告もユーザの興味がありそうな広告を出すことを目的にしており似たような機能です。

ユーザにとって面白いと思うものと、そうでないものの差はよくわかっておらず、情報量の差なのか、感情に訴えるものであるのか、詳しくない分野のTipsなのか、いろいろ考えています。新着順やランダムで系統的に分類されたコンテンツの表示をできるようする機能はForefrontviewに追加できるようにしていきたいと思っています。